知らないこと = 危険

登山を安全に楽しむ為には、

本来様々な知識や技術、そしてたくさんの経験が求められます。

しかし現代における登山を取り巻く環境においては、本来求められる知識、技術、経験を学ぶ場が得にくい現状があります。


かつてはこれらの教育を山岳会などの組織が担ってきましたが、現在では組織登山を行わなくとも、SNSなどを通じて簡単に山仲間と出会える時代へと変化しました。これにより基礎知識を持たない独学登山者が増えました。また同時にお互いの習熟度が分からない者同士で登山を行う不安も拭いきれません。これらは現代の登山界を取り巻く課題の一つとして取り上げられています。


日本安全登山推進機構では、Web学習を通じて基礎知識を学んで頂くと共に、認定証の発行によってお互いの知識レベルを把握するための基準となることを目指しています。
多くの知識を得ることできっと登山はもっと楽しくなります。知らないことを減らし、もっと安全に山を楽しみましょう。

 


日本安全登山推進機構が発行する認定


登山基礎技術認定

全ての登山者が知っておくべき基礎的な知識を動画で学習して頂き、学習終了後にWeb学科試験を実施します。合格した方には『登山基礎技術者認定証』を日本登山推進機構より発行します。

上位認定となる登山リーダー認定、登山技術指導者認定を受験する場合、登山基礎技術認定を受けている事が前提となります。

登山リーダー認定

登山基礎技術者認定を受けている方を対象に、登山リーダーとして求められる知識を学習して頂きます。学科試験合格者を対象に、実技検定を実施。その両方を合格し、一定の研修を受講した方には『登山リーダー認定証』を発行します。
仲間を連れて登山を行うリーダーを担う方向けの認定取得カリキュラムです。

登山技術指導者認定

マルチピッチクライミングを行う方が対象となります。
クライミングにおける確保理論やシステムなどを動画学習して頂き、Web学科試験を実施。学科試験合格者を対象に実技試験を実施。その両方に合格した方が一定の研修を受講する事で、『登山技術指導者認定』を得ることができます。


登山技術指導者養成講座


高度な登山技術を総合的に身につけ、

安全登山の為の技術を指導する指導者を育てる為の年間カリキュラムです。

専門の技術と知識を一年かけてじっくり学習しながら、実際に委託先事業者の登山技術講習に教育実習生として現場アシスタントに入り、登山技術指導を実際に行いながら指導者としての確実な能力を身につけて頂きます。

一年間のカリキュラム終了後に修了検定を実施し、合格したには

日本安全登山推進機構の指導員として認定します。

希望者には検定試験官、研修講師としての活躍の場もあります。

認定を得る事で、高度な登山技術を習得したものである事の社会的証明ともなります。